2023/09/13 16:16
日本が最も紅茶を輸入している国はどこかご存じでしょうか?
日本で売られている紅茶のほとんどが輸入されていますが、
どこの国で生産された紅茶なのかをあまり意識せずに飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また多くの方は紅茶といえば "イギリス" のイメージが強く、
イギリスで生産された紅茶とスコーンがアフタヌーンティーの定番のイメージになっていますよね。
しかし日本で売られている紅茶の輸入国No.1は…実はスリランカなのです。
スリランカは南アジアに位置し、インド南部のインド洋に浮かぶ島国です。
最大都市はコロンボで、首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテという都市でとても長い名前です…
<代表的なスリランカ紅茶の産地>
スリランカ紅茶はスリランカの旧国名から総称して"セイロンティー"と呼ばれています。
スリランカの歴史から紅茶について深く知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
そして、スリランカには世界的に有名な7つの産地からバラエティー豊かな紅茶が産出されます。
それぞれの産地別に香りと味が異なるため世界的に見ても珍しく、世界中でとれる紅茶の特徴をスリランカは一国で網羅しているといわれています。
紅茶のお味の特徴は大まかには標高の高さで分けられます。
・ハイグロウン (1200m以上)
・ミディアムグロウン(600~1200m)
・ロウグロウン (0~600m)
〇ハイグロウン
1. ヌワラエリヤ :レモンのような柑橘系
2. ディンブラ :ウッディーなコク
3. クオリティーウバ :爽やかなメントール
4. ウダプッセラワ :ローズのような風味
〇ミディアムグロウン
5. キャンディー :甘い香りのあるフルーティーさ
〇ロウグロウン
6. サバラガムワ :蜂蜜風味コクのある甘味
7. ルフナ :ほろ苦く香ばしい
<スリランカはなぜ紅茶の栽培に適しているのか>
・紅茶の栽培に適した気候、熱帯の気候であること。
・紅茶の栽培には適度の降雨が必要であり、スリランカでは降水量が多い。
・肥沃な大地。
紅茶の産地に適した地域は "ティーベルト地帯" と呼ばれ、
北緯45°~南緯35°の熱帯や亜熱帯などの高温かつ降水量が多い地域のことを言います。
スリランカもこの地域に位置し、良質な茶葉を栽培することが可能となっています。
また、インドもティーベルト地帯に位置しており紅茶の生産国No.1の国です。
スリランカの紅茶は各産地ごとに香りや味の特徴があり、非常に奥深いです。
産地ごとに飲み比べするとしっかりと味や香りの違いも感じられるので、好みの産地を見つけてみるのも楽しいですね。
スリランカの製茶工場から輸入した茶葉はこちら↓
ヌワラエリヤの茶葉でスッキリと飲みやすく後味にしっかりと渋みも感じられます。
また茶葉の量やお湯の温度、蒸らし時間で美味しさはかなり変わってきます。
美味しい紅茶の淹れ方も同封しておりますので是非お試しください。